とり子の楽観主義

オプティミストを目指すとり子の雑記ブログ。

【ぐるりのこと】自分に厳しすぎませんか?完璧主義でつらいあなたへ

夫婦

私はAmazonプライムの会員なのですが、先日プライムビデオで今更ですが、『ぐるりのこと』という映画を観ました。

 

2008年公開の映画で、主演の木村多江さんが第32回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したこともあってこの作品の存在は知っていたのですが、いつか見よう見ようと思いながら見ないままでいました。

1組の夫婦の10年間を描いた作品で、子どもが亡くなったり、妻が鬱になったり等、苦しみもがきながらも夫婦がふたりで歩んでいく軌跡が描かれています。

 

今回は、『ぐるりのこと』を観て思ったことをつらつらと書きたいと思います。

 

 

『ぐるりのこと』で描かれていること

 

完璧主義の妻、祥子

夫婦の10年間が淡々と描かれるこの作品では、説明的なシーンはほとんどありませんが、登場人物の描写が巧みで、観ていると本物の夫婦の生活をのぞき見しているような感覚に陥ります。

 

子どもを亡くしたことが原因で鬱になってしまう祥子の性格は、完璧主義のように描かれています。

 

育ってきた家庭環境も影響してか、夫婦の営みの日を予め決めておいて夫にルールを守らせようとしたり、美大を出ながらもふらふらしている夫とは対照的に、小さな出版社で地味ながらコツコツと働く様子から、まじめで神経質ともいえるような性格が読み取れます。

 

この作品を観たことがない方も多いと思うので、詳しくは書きませんが、印象的なのは鬱で苦しい気持ちを夫にぶつけたときの祥子のセリフ。

 

もっと上手くやりたかった(のに、できなかった)

 

こんなにも自分に対する落胆で苦しい心境を的確に表す言葉ってないな、と思います。

辛かったときの自分とどうしても重なり、すごく共感しました。

 

鬱になる人には、完璧主義やまじめな人が多いとよく言われます。

こうしたいという理想を強く思っていて、自分に厳しい。

でも完璧なんてどこまでいっても到達できないですから、結果、欠点やダメなところが目についてストレスになり、自分自身を責めてしまいます。

 

「いい加減」な夫、妻とは対照的なカナオ

妻とは対照的に、当初、女にだらしなく、定職にもつかず、フラフラしているように描かれる夫のカナオ。

つまり、「いい加減」な男のようです。

 

鬱になった妻は、一緒に悲しんでくれない夫を責めますが、カナオにはカナオなりの悲しみ方や受け取り方があって、妻を支えたいという気持ちがあります。

 

「何でも上手くいかんよ」と言えるカナオの方が、淡白に見えて実は辛いことも「良い加減」に受け止めているんだなと感じました。

 

加点方式と減点方式

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減点方式の評価をしていませんか?

ネガティブなときって、減点方式の考え方をしてしまいがちです。

基本的に完璧主義はこの考え方にあてはまります。

  • 「またできなかった」
  • 「失敗してしまった」
  • 「だから自分はだめなんだ」

そんな風に、自分にどんどんマイナス評価をしてしまっていませんか?

 

減点方式は自分を追いつめます

本来なら発揮できる力も、そんなに自分を攻撃していては、発揮できなくなってしまい、負のループに陥ってしまいます。

 

「自分を律していないと、ダメになってしまう」なんて思っていませんか?

そう思うなら、その思考が自分をハッピーにしてくれたことがあったか考えてみてください。

自分で自分を不幸にしていては、誰も助けてあげられないですよ。

 

加点方式の評価へ切り替えよう

マイナスの要素に目を向けるのではなくて、難しくても意識して、プラスの要素に目を向けましょう

  • 「ここは上手くできた」
  • 「意外とちゃんとできている」
  • 「この行動が取れたのは良かった」

そういう自分の良かった点を意識して拾ってあげます

 

自分に優しく接することは「セルフコンパッション」と呼ばれ、心のケアとしても注目されています。

すぐには上手くできなくても、少しずつ変えていけばいいと思います。

 

良いことに目を向ける効果は、こちらの記事で触れています。↓

www.torikooptimism.com

 

終わりに

今回は『ぐるりのこと』を観て思ったことから、完璧主義や減点方式の危うさについて書きました。

辛いことを思い出す反面、夫婦の素晴らしさを感じられるとても良い作品でした。

私も共に助け合えるような素敵な夫婦になれたらいいなと思います。