とり子の楽観主義

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大抵のうまく言葉にできない考えは、ニーチェの名言が代弁してくれる

『超訳ニーチェの言葉』を読んでみた

先日、『超訳ニーチェの言葉』という本を手にしました。

2010年に発売され、ミリオンセラーとなった本書。

当時はほとんど興味がなかったのですが、少し前のアドラー心理学ブームのような形で、この頃ちょっとしたニーチェブームが起こっていたように記憶しています。

読んでみると、なんとなくこれまで自分では上手く言葉にできなかったもやもやが、「そうそう、こういうこと」と思わされる表現で記されていて面白いです。

 

 

『超訳ニーチェの言葉』で1日の終わりにニーチェの言葉に触れる

『超訳ニーチェの言葉』概要

 

本書はニーチェの思想を学ぶための哲学書ではなく、いわゆる名言集です。

ニーチェが書き記した書物から現代人に響くような言葉を抜き出し、分かりやすい言葉でまとめられています。

 

そのため、哲学を学びたいとか、ニーチェの思想を深く知りたい、という方には不向きでしょう。その点はちょっと注意が必要かもしれません。

実際、生粋の(?)ニーチェ好きの人々からの評価は良くないようです。

残念ながら私は哲学に明るいわけではないので、実際のニーチェの思想や著書を読み解いた側の意見を書くことができません。

私は本を読むときは基本的にこのスタイルです↓

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一方で、歴史に名を残したニーチェという哲学者の言葉に手軽に触れる機会を提供してくれるという点が本書の魅力だと思います。 

1ページでひとまとまりの文章が紹介されているので、じっくり読む読み物というよりは、毎日数ページをぱらぱらと読むという楽しみ方が向いていると感じました。

 

ニーチェは24歳で古典文献学の教授となった秀才で、ヨーロッパ思想への痛烈な批判や「神は死んだ」と言い切ってしまうような独自の思想で後世に影響を与えた哲学者です。

本書の説明欄によると、「1889年に精神が崩壊、1990年にワイマールに没した」そう。

精神崩壊してるじゃん!

普通の人が思いつかないような考えや言葉にできない感情を表現し、自らの思想と向き合い続けて消耗したのでしょうか。

ゴッホ然り、ヘミングウェイ然り、優れた表現者というのは、人と異なるがゆえに強烈な生きづらさと戦っていたのかもしれませんね。

 

『超訳ニーチェの言葉』を読んだ感想

なんというか、トイレとか枕元とかに置いておいて、気が向いたときにぱっと手を伸ばして読みたい感じの本です。

私は何冊かの本を並行して読むことがあるのですが、そういう時は大抵、じっくり読むタイプの本とぱらぱらと読めるタイプの本を組み合わせるようにしています。

以前別の記事で紹介した、『ハーバードの人生を変える授業』等もぱらぱら系ですね(笑)

こういうタイプの本はスキマ時間に読むのに適しているので惹かれるのだと思います。

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この『超訳ニーチェの言葉』は寝る前に数ページ読んでいるのですが、何かを学ぶというよりは、自分のもやもやを代弁してくれるような文章に出会ってすっきりする、という感覚を与えてくれます。

なので、1日の終わりに読むのにちょうど良いですね。

 

本書を読んで印象に残った文章

まだ読みかけではありますが、いくつか印象に残った文章をご紹介したいと思います。

自分は常に新しくなっていく

かつてはこれこそ真実だと思っていたものが、今では間違いだったと思う。かつてはこれこそ自分の変わらぬ信条だとしていたものが、今では少しちがうと思う。

それを、自分は若かったとか、浅かったとか、世間知らずだったと断じて葬らないほうがいい。なぜならば、当時の自分にとっては、そう考えたり思ったりすることが必要だったのだから。当時の自分の段階にあっては、それが真実であり信条だったのだ。

白取春彦編訳『超訳ニーチェの言葉』より抜粋

 

時折「何であんなことしたんだろう」とか、「何で今は昔のようにできないんだろう」とか思うことがあるのですが、毎日を過ごす中で、目に見えないけれど自分も周りも少しずつ変わっていって、それに応じて自分の考えも変わっていっているんですよね。

人は安定を好む生き物なので、変化を素直に受け入れられなかったり対応できなかったりというのはよくあることだと思いますが、その時ごとの自分をもっと受け入れて、行動していけばいいのかなと感じました。

ちょうど親しみ慣れた人間関係に思いがけず疲れていたときに読んだ文章だったので、この言葉が胸に響きました。

 

喜び方がまだ足りない

もっと喜ぼう。ちょっといいことがあっただけでも、うんと喜ぼう。

...(中略)...喜べば、くだらないことを忘れることができる。他人への嫌悪や憎しみも薄くなっていく。周囲の人々も嬉しくなるほどに喜ぼう。

喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう。

白取春彦編訳『超訳ニーチェの言葉』より抜粋

これね、喜び方が素直で、見ていて気持ちの良い人っていますよね。そういう人は自然と周りも笑顔にしている気がします。

せっかくの人生、大人になっていても、嬉しいときや幸せを感じるときは思い切り喜びたいものですね。

 

終わりに

今回は、『超訳ニーチェの言葉』をご紹介しました。

気軽に読める本なので、ぼちぼちと読み進めたいと思います。ちょっとした息抜きにもおすすめですよ。

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